[声明書] 芝生が優先で、韓国クィア・カルチャー・フェスティバルは後回し? ―ソウル市行政の無能さに、もう振り回されたくありません!

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芝生が優先で、韓国クィア・カルチャー・フェスティバルは後回し?
―ソウル市行政の無能さに、もう振り回されたくありません!

 

こんにちは韓国クィア・カルチャー・フェスティバル組織委員会(以下、組織委と略す)です。

 

4月6日(木)、我々組織委は参加者の皆さんに、ソウル広場の使用の申告をめぐる現状をお送りしました(韓国クィア・カルチャー・フェスティバルの公式ホームページ内の公知を参照)。これに関して本日、再び状況をお知らせし、組織委の立場を伝えたいと思います。

 

組織委は第18回韓国クィア・カルチャー・フェスティバルを6月3日(土)、ソウル広場で開催するため、広場の使用に関わる申告書をフェスティバル当日より90日前の2月28日(火)、ソウル市庁へ提出しました。

 

ソウル市庁の総務課より組織委に届いた4月5日(水)の通報によると、ある団体のソウル広場を占拠した現状が4月14日(金)の前まで片付けられ、広場の全面に芝生ができない限り、6月3日(土)のソウル市広場におけるフェスティバル開催は無理であろうとのことでした。その後、4月12日(水)の報道から、ソウル広場の一部に芝草を植え始めたことが分かり、組織委はその一部の広場の使用許可について、総務課に問い合わせしました。しかし、総務課は「広場の占拠から生じた諸事が片付けられた後、芝草を植えはじめてから広場の全面に埋めつくすまで、一ヵ月半ほどかかるようである上、その終了時点もはっきり言えない」とのことを繰り返しています。

 

以上の状況から、組織委の考えた6月3日(土)におけるソウル広場の使用は困難なところです。

 

しかし、韓国クィア・カルチャー・フェスティバルは今年はもちろん、今後もソウル広場で開かれるべきであると思います。

今年を以て18回目を迎える韓国クィア・カルチャー・フェスティバルは、規模からみると、民間による韓国内のフェスティバルの中で最も大きいです。毎年、観光客を及び数万人の人々が参加し、お互いの多様性とプライドを共有した韓国クィア・カルチャー・フェスティバルは、2015年に初めてソウル広場で開かれ、参加者はどんどん増えてきました。組織委では、今年の参加人数を約6万人を上回るだろうと推測しています。

 

 円形のソウル広場は、ヘイト組から参加者の安全を守るために最も相応しい形であると思われます。しかも、数万人を受容できる空間、また韓国クィア・カルチャー・フェスティバルの本来の目的であるセクシュアル・マイノリティの存在感を効果的にあらわすことのできる空間は、ソウル市内にソウル広場のほかにありません。

 

 クィア・カルチャー・フェスティバルとは、6月になると全世界で同時開催される「プライド・パレード」の一種でもあります。海外におけるプライド・パレードの多くは、政府や企業からの積極的支援を受けるとともに、「毎年6月第X週の土曜日」のように決められた日付にフェスタが開かれており、観光客の招き寄せにもかなり重要な役割をしています。

 

 これに比べて、現在韓国における状況は非常に劣悪なところです。韓国クィア・カルチャー・フェスティバルに対する政府や地方公共団体の支援は全くなく、企業からの後援も消極的な態度を取っていると同時に、一定の日付と場所を確保することさえ、毎年続いてきた至難のことです。これからは、この不確な状況より脱して一定の日付と場所を確保し、フェスティバルが毎年成長できるよう、その土台を用意しなければなりません。

 

 組織委はソウル市の無能な行政についてよっぽど残念に思いながら、先日申し出た6月3日(土)のスケジュールを固持することは現実的ではないと判断しました。よって、今のところ、ソウル広場の使用申請のできる7月15日(土)にあわせて申告書を提出します。しかし、ソウル市の立場が変わらない限り、使用に関する保障はできかねます。そのため、ソウル市がソウル広場の使用を確言するまで、組織委は毎週、使用申込書の提出、市民社会からの支持をアピールなどのソウル市の態度に変化をもたらすための一連の行動を続けます。

 

 組織委は以下のことをソウル市に要求します。

1.ソウル市は、韓国クィア・カルチャー・フェスティバルによるソウル広場の使用に関わる行政を是正すること

1.ソウル市は、韓国クィア・カルチャー・フェスティバルによるソウル広場の使用を確実に保障すること

1.ソウル市は、韓国クィア・カルチャー・フェスティバルが毎年の同日にソウル広場を使用することのできるための協議を進むこと

 

 

韓国クィア・カルチャー・フェスティバル組織委員会